育児をしていると、子供がティシュペーパーを出したり、おもちゃを投げたり色々ないたずらをしますよね。
注意しても注意しても同じいたずらを繰り替える子供にイライラするなんて経験誰しもがあるのではないでしょうか。
また現在そんないたずらに悩まされているのでは?
そんないたずらを辞めさせたいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか?
ここではそんなイタズラに対してイライラしなくなる方法(考え方)をご紹介していこうと思います。
イタズラは成長のサイン
ティッシュペーパーを箱から何枚も出してしまう子供の行為は、大人から見れば困ったいたずらに過ぎないので止めてしまいますよね。
子供らからすれば、いたずらをして親を困らせようと思ってそんな行動をとっているわけではありません。
ティッシュを引き出すと言う行為を通じて、本能的に引っ張り出すと言う能力を伸ばしたいと思っているだけなのです。
これは子供の発達のために必要なことなのです。
なので止めずに好きにさせていると、ある時点で満足した顔をして、ティッシュペーパーを引っ張り出すことをやめます。
そして二度とそのような行為をしないようになることが多いのです。
と言うのも子供はその行為をやり切り満足したからです。
引っ張り出すと言う能力を思う存分に使うことができた子供は、また別の能力を使うことに関心が向きます。
毎回注意をしてしまうと逆効果
一方ティッシュペーパーを引き出す行為を毎回注意してしまうと、子供からしたら不完全燃焼なので、何度も同じいたずらをしようとします。
その度に親は何度言えばわかるの!とさらにイライラし悪循環に陥ってしまいます。
そんな風に育てられると、大きくなってからも大人との関係性が悪く精神的にも不安定な子供になってしまいます。
いたずらは親からした都合の悪いことばかりかもしれません。
しかし、子供は自分の能力を引き出すために夢中になっているだけです。
いたずらを見守るスタンスを続けていくと、親に受け入れてもらったと言う安心感から、成長するにつれて周りの人との関係性が良くなり、精神的にも落ち着いていくのです。
ダメと言われるとやりたくなる
これは大人でもそうですが、人はダメと言われるとやりたくなる生き物なのです。
立ち入り禁止などと書かれていると、入りたくなったりしますよね。
また面白い実験があり、子供達の前におもちゃを並べて一つだけ遊んだらダメ!と言って一通り遊ばせた後、次はどのおもちゃでも遊んでいいよというと、ほとんどの子がダメと言ったおもちゃで遊ぶんです!
ということはダメと止められると、子供は次もまたやりたくなってしまうんです。
なのでダメと言ってすぐいたすらを止めてしまうのは逆効果なのです!
能力に応じたオモチャや遊びを行う
もしティッシュペーパーを全部出されてしまうのが困るのであれば、代わりの遊びを提供すると言う方法もあります。
例えば家にあるもので引っ張り出す能力を引き出すようなおもちゃを作ってしまうのです。ハンカチを使って、子供と綱引き遊びをするのも良いでしょう。
オモチャでもティッシュの形をして中から布やビニールを引っ張り出すようなオモチャもたくさん売られています。
オモチャを投げてしまう子供は投げると言う能力を使いたがっているかもしれません。
その時は投げても問題のない柔らかいボールなどを投げさせても良いでしょう。
この様に能力に応じたおもちゃを与えるのも効果的です。
成長していることを理解すれば精神的余裕が生まれる
いたずらを通じて子供は成長しているって言うことを理解していれば、親もイライラしませんし、子供も気持ちよく能力を発揮することができます。
いたずらは成長のサインであることを知ると、親にも精神的余裕が生まれます。
それどころか、いたずらに夢中になっている子を見て
「集中している」
「成長している」
「この子なりに色々と考えて、こういう行動取ってる」
と思える様にになり、前向きにとらえることができます。
何よりこれまでいたずらだと思っていたものが、子供の成長のサインだと考え方が180度変わることで、子育てが楽しくなるのです。