妊娠した際にまず考えないといけないのが、どの産婦人科で出産するかということではないでしょうか。
管理人の妻は3人子供を産んでいますが、3人とも産科ではなく助産院で出産をしています。
最近では自然な分娩を希望する人が増えてきており、助産院を選択する人も増えてきています。
そこで今回は『助産院とは?』『助産院で出産するための条件は?』『助産院のメリット・デメリットは?』と言ったことを我が家の体験談を踏まえながらご紹介していこうと思います。
助産院とは
助産院とは助産師が助産(分娩の手助け)を行う場所、又は妊婦・褥婦もしくは新生児の保健指導などを行う場所として適法に設置された施設をいう。
と書かれています。
産婦人科との違いは、産科医(医者)がいるかいないかということです。
助産院には助産師しかいないため、医療行為は行えません。なので帝王切開や会陰切開、陣痛促進剤の使用などは行いません。
助産院で出産するための条件は?
助産院で出産をしたいと思っても、条件によっては助産院で出産をできない場合があります。
ではどのような条件の場合助産院で出産ができないのでしょうか。
・逆子や双胎
・帝王切開経験のある方
・妊娠中毒症などの合併症のある方
・感染症がある(B 型肝炎、C 型肝炎、HIVなど)
・子宮に異常がある (子宮筋腫など)
・血液型が Rh(-)である
・前置胎盤
・妊娠経過に異常がある(高血圧、高血糖など)
・胎児に異常がある(胎児発育遅延、奇形など)
・前回の妊娠・出産で異常があった(早産、胎児異常、出血多量など)
・早産、遅産の場合
以上に該当する方は助産院で出産ができない可能性が高いです。もし上記に該当していれば、助産院に相談して見てください。
助産院のメリット
助産院でお産をする際のメリットはどんなことがあるのでしょうか。
自然な分娩が出来る
何と言っても助産院の最大のメリットは自然な分娩が出来るということではないでしょうか。
助産院には分娩台はなく、普通の部屋にて出産を行います。また出産する体勢もどのような体勢でもOKです。
四つん這いでも、仰向けでも、立ったままでも、助産院によっては水中のお産が出来る助産院もあります。
また上でも述べましたが、医者がいないので医療行為が行えないため、昔ながらの自然なお産を行えます。
会陰切開しない
病院出産の場合、会陰切開を行い子供が出やすい状況を作ってくれます。ただ統計では初産の約50%、経産婦の70%以上が会陰裂傷は起きないそうです。
しかし大きな病院などでは、早く子供を出したために、会陰切開を行うところもあるとかないとか・・・。
しかし、子供の心拍が落ちてきたりどうしても早く出さないといけない状況となば会陰切開は必要となります。
自宅出産が出来る(助産院による)
助産院によっては、自宅での出産をOKしているところもあります。
慣れた自宅で出産したいという方には産婦人科ではなく助産院を考えてみては?
かなり要望を聞き入れてくれる(我が家が使用した助産院だけ?)
ここは他の助産院がどれだけ要望を聞き入れてくれるかはわかりませんが、我が家が使用した助産院では、最後の子供を取り上げる瞬間をやりたいと言ったら、やらせてくれました。
なので、下の子二人に関しては、管理人が最後の取り上げる瞬間をやらせてもらいました。
ここまでやらせてくれるところがあるかわからない・・というか我が家が使用した助産院でも、旦那さんが最後の取り上げをやりたいって言ったのは、初めてだよと言われましたが!w
助産院のデメリット
助産院を選ぶ際にメリットだけではなくデメリットも理解した上で決めるようにしましょう。
医療行為が行えない
出産には色々なトラブルが発生する可能性があります。母体や子供に何かあった際にはすぐに対応ができないというデメリットがつきまといます。
250人に1人の割合で起こるとされているのが弛緩出血。
弛緩出血とは子供を産んだ後に、胎盤が剥がれ落ちてきて、剥がれ落ちたところは子宮の収縮により止血されます。
その収縮がうまく行かないと血が止まらず、ひどい場合には命に関わる可能性もあります。
ただほとんどの助産院は、産婦人科などの医療機関と連携を取っているので、万が一の事があれば、提携している医療機関の医師が駆けつけてくれます。
なので自分の助産院はどこの医療機関と提携しているのか、また助産院からの距離はどれくらい離れているのかを確認しておくといいでしょう。
我が家の使用した助産院では、近くの産婦人科と提携しており、妊娠中も定期検診何回かに1回はその産婦人科で検診を受けたりしていました。
最後に・・我が家の使用した助産院
上でも何回も述べましたが、我が家では子供3人とも助産院で出産をしました。
妻が絶対助産院で産みたいというこで助産院を選びましたが、すごいアットホームな感じで助産師さんもいい人で、私はぜひ助産院を進めたいと思います。
我が家が使用した助産院ですが、検診の時も検診してすぐ終わるのではなく、色々な悩みや不安を聞いてくれたり、一回の検診で30分〜1時間近く助産院に滞在することも!
出産後も沐浴やお雛まきのやり方を教えてくれたり、妻の授乳マッサージをしてくれたりもしてくれました。
退院してから1ヵ月健診までの期間がもっとも育児不安が大きい時といわれているようですが、我が家の使用した助産院では、退院後1週間検診を無料で行なっていたりと、非常にお世話になりました。
ここまで色々とやってくれるのは助産院ならではないかなと思います。
産婦人科や大きな病院ではここまで一人一人に対してケアをしてくれるのってなかなかないのでは?と思います。
ぜひ一度助産院も考えて見てはいかがでしょうか。